凍結肩(五十肩)トップページ > 診療案内 > 凍結肩(五十肩) 肩関節の靱帯や腱などに炎症が起こり、動かす時や夜寝ている時に痛みを生じる状態を、『五十肩』や『肩関節周囲炎』と呼びます。 症状が長引くと関節包が拘縮して肩が上がらなくなり、『凍結肩』と呼ばれます。 中年以降、特に50歳代に多くみられ、その病態は多彩です。 関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱などが老化して肩関節の周囲に組織に炎症が起きることが主な原因と考えられています。 肩関節の動きをよくする袋(滑液包)や関節を包む袋(関節包)が癒着するとさらに動きが悪くなります(拘縮または凍結肩)。一般的に五十肩は放置していても自然に治ると認識されていますが、発症後も7年経っても半数の患者さんが痛みや動きの制限を残しているという報告もあります。 従来の治療は、薬物療法によって痛みを緩和させながら運動療法によって関節拘縮の改善を図っていましたが、最近は超音波検査が発達し疼痛発現部位や可動域制限の起因部位とされる部位に注射(hydrorelease) をすることが可能になり治療法も大きく変わってきました。理学療法とhydroreleaseを組み合わせることで五十肩の治療も格段に治療期間を短縮することができる様になりました。